私にとって、これベスト１

読み終えた本、町田そのこさんの「わたしの知る花」

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」
犯罪者だと町で噂されていた老人が、孤独死した。
部屋に残っていたのは、彼が手ずから咲かせた綺麗な《花》――。
生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。
淡く、薄く、醜くも、尊い。
様々な花から蘇る記憶――。
これは、謎めいた老人が描く、愛おしい人生の物語

葛城平という老人の人生の物語。

彼に関わる人々が語る、平さん。

それは高校生の女の子だったり、平さんが傷つけた昔の恋人だったり、年老いた平さんが住んでいたアパートの管理人夫婦だったり‥

それぞれが語る平さんの物語はもちろんいいのですが、それ以外に、平さんとは関係ないかもしれないけれど、彼らが語る言葉の中に、私は、「あー、そうだよねー」と思うことがずいぶんたくさんあって。

町田そのこさんの本は、何冊か読んでいますが、私にとって、これベスト１かもしれません。

図書館すごい待ち人数だったので、これは買いましたが、買ってよかったと思う本でした。

今日は同窓会。

なので、帰りも遅くなりますし、コメント欄は閉じますね。

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